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久保隆美の模索日誌  キャリア・カウンセラーの悩ましくも美味しい毎日?
last updated 2008 June.1

■妊娠と出産の顛末


最近、「子供産むか,産まないか…」「産むならいつ頃がいいか…」そんな話を続けてする機会があったので、
なんとなく自分の妊娠と出産について振り返ってみた。


私の場合、「いつ産むか」を考える間もなく20歳で妊婦生活が突然スタートした。
本当に突然、気持ちが悪くなった。つわりだ…。


それは日に日にひどくなって、4か月に入る頃、栄養剤を打ってもらうようになってしまった。


妊娠中には変わったものが食べたくなる人が多いけど、
私の場合は、サウザンアイランドドレッシング!それもシェーキーズピザの…
近くにお店があったわけでもなく、しょっちゅう食べられない(なめられない?)から
「あぁ〜食べたい〜(なめたい〜)」と思いながら
「ところてん」と「さきいか」と「コーラ」で我慢した。
それからグレープフルーツ。食べるのではなく、においをかぐだけ。
丸ごと鼻に近づけてフガフガフガフガ…これで結構楽になった。


通勤途中や会社内は地獄だった。途中下車、頻繁にトイレ、それで何とかやり過ごしてたなぁ…


そんなある日の朝、元旦那を仕事に送り出した後、おなかが突然痛み出した。
おなかのどのあたりと言われてもわからないくらい広い範囲が痛くなった。
痛みはどんどんひどくなり、とうとう我慢が出来なくなったので、すぐ近所だった実家に這うようにして行った。


母 佐登志は苦しむ私を見ながら「体冷やすからだよ!流産しかかってるんだよ!」と言って、
おもむろにフライパンを取り出し、そこに塩を一袋ぶちまけて火にかけた。


「何やってんだろ…?」


しばらくするとその塩を新聞紙にあけ、折りたたんで小さな枕のようなものを作った。
それをタオルにくるみ、さらに大きな唐草模様の風呂敷にくるみ、私の腰に巻きつけた。
「なんだこれ?」と思いつつも、暖かくて気持ちよかったので、されるがまま
腰に唐草模様の風呂敷を巻いてしばらく横になっていた。


小一時間塩枕をしょっていると、痛みが治まってきた。
かかりつけの産婦人科も診察を開始したので、父の車で送ってもらった。


産婦人科の先生は、私の二人の妹を取り上げた大ベテラン。
優しい男の先生だった。


先生は、丁寧に診察した後、「あのね、流産じゃなくて、虫垂炎だよ」と言った!
ちゅ、ちゅうすいえん〜!?、なんで?なんで?妊娠中なのにぃ〜?
訳がわからなくなった。


「かかりつけの外科はあるかな?」
「妹が虫垂炎の手術した外科が近所にありますけど…」
「そう、じゃ、そこの先生に連絡するから、すぐそこへ行って。
これからどうするかは、その先生と話して決めるからね」


訳はわからないけど、とりあえず父に迎えに来てもらって外科へ行った。


外科の先生の診察を受けると、明らかに右の下腹が痛い。
普通にしていると痛みはかんじないけど、そこを押されると飛び上りそうなくらい痛かった。


「うーん、これはもう手術しかないね。でも、妊娠4か月だから麻酔使えないんだよね。我慢できるかな?」


できるわけねーだろ!!


準備室に運ばれ、体毛を剃られた。
剃刀が当たると痛くてもだえる私を4、5人の看護師さんが押さえつけて
「ちょっと我慢してね〜、もうすぐ終わるからね〜」
これ終わったって、もっと痛い手術が待ってるじゃん!と思うとますます痛かった。


手術室に運ばれ、手術着に着かえた先生から、
「産科の先生と相談して、もうすぐ5か月に入るから、局部麻酔でいこうってことになったよ。」
と聞いた時は、涙が出るほどうれしかった!


局部麻酔だから、手術が始まった時は意識がはっきりしていたのにだんだん眠くなってきた。
そうすると看護師さんが、私のほっぺたをバチバチたたきながら
「眠っちゃだめよ〜、赤ちゃんが死んじゃうよ〜」と耳元で声を張り上げる。
「んなこと言われても…眠いよ…」
「頑張れぇ〜、お母さんでしょ〜!」
「そうだけど…ほっぺた痛いよぉ…たたかないでよぉ…」


どのくらいの時間がかかったのかよく覚えてないけど、とりあえず無事に盲腸は取りだされた。
取りだした盲腸を、先生は手術台に横になったままの私の目の前にぶら下げて
「見てごらん、この色。真黒に近い赤だよね。もう一度痛みがきてたら、腹膜炎で
君も赤ちゃんも死んでたよ。二人とも無事でよかったよ。」


げぇ〜、そんなことになってたのかぁ〜、無事でよかったぁ〜


ほんとよかった!とにかくホッとした。


ホッとしたと言えば…後で聞いた話。
盲腸が「どどめ色」になってしまったのは、塩枕で温めたせいだった!!
本当は冷やさなくちゃいけなかったのだぁ〜!!


母 佐登志ぃ〜〜!!!



出産の顛末については次回いうことで、よろしく…


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